5歳の男の子
先日、くすり嫌いが発覚?したお子さんです。お母さんによると、今までもなかなかお薬が飲めなくて、色々な食品を使って飲ませたそうですが、いつも3口ぐらい食べると嫌がって食べようとしなかったそうです。詳しく話を聞くと、かなり以前からくすり嫌いだったわけです。
この場合、まず5歳の子供にごまかしはききません。だまして飲ませようなんて無理なことなんです。そこでまずお母さんに
1)くすりを飲む必要性を説明すること
2)どのようにしたらがんばって飲めるのか本人と話し合うこと をお願いしました。何よりも本人のやる気を引き出さないと無理ですから。そして
3)飲めないからとあきらめてしまわずに飲むまでお母さんが頑張ること をお話させてもらいました。
最後に、男の子本人に私とくすりを飲む約束をしてもらいました。「くすりが飲めないがために、何度も病院に来て注射されて辛くない?今がんばってくすりを飲めば、もう病院に来て痛い思いをしなくてもいいんだよ。だから我慢して飲んでみよう!」と説得しました。
その結果、がんばって飲むことができたようです。お母さん曰く「親の言うことはなかなか聞かないんですが、他の人に言われたことは結構聞くんです。だから薬局の先生との約束はちゃんと守れたんです」と言うことでした。
くすりが飲めないとき、どうぞ薬剤師に相談してください。どんどん薬剤師を使ってくださいね!